日々のあれこれ

雑記ブログです。30代独身サラリーマンが見たり、考えたり、経験したことなどあれこれ書いていきたいと考えています。

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ここ1年くらいで「長時間労働=悪」 という考えがすっかり浸透したように思います。

 

新卒で入社した前職の広告会社ではまさに「残業=日常」でした。

 

具体的に思いついた点を羅列すると

①伝票を書く、経費精算...etc事務作業は18時過ぎてからし

②20時から始まる要点の定まらないミーティング

③ミーティングが終わると先輩の夜食のパンを買いに行かされる

④やっとのことで金曜が終わり、会社を出ようとすると一言

「明日ももちろんくるよな」→休日出勤確定

 

もちろん残業代は0です。

 

今、考えるとよく奴隷みたいに働いていたと感心します。

 

人気ブロガーのイケハヤさんのツイートを引用すると

毎日残業している時点で、自分のビジネスパーソンとしての能力のなさを露呈してるんです。
無能な人をターゲットにして徹底的に搾取するブラック企業とかあるから、労働者が全部悪いわけじゃないんですけどね。

 

まさしくこれですね。

残業=しかたない、かっこいい、がんばっているよな俺

そんな悪魔のような洗脳にハマっていた気がします(笑)

 

 今は職種も変わり 食品関係の会社で営業をしていて前職のような業界全体で残業が蔓延している会社ではなくなったせいもありますが

かなり残業に対する意識が変わってきたように感じます。

 

 具体的には

 

大手食品卸の会社は商品の受発注をする取引先向けのサイトのトップページにて

働き方改革により営業時間が17時45分から17時30分までに変更になりました」

ということを表記しています。

 

また、大手居酒屋チェーンのバイヤーとの話では

残業すること自体が禁止になったし、その埋め合わせで朝早く出社することも禁止。

業務時間内に仕事を終わらせることの徹底が指示されているとのことです。

 

うちの会社でも残業については規定されていませんが

有給取得について指示が出ました。

今までは、ほぼ有給取得率0%でしたが

今季より70%以上の取得が義務づけられており、実施しています。

 

これからの働きかたとして「残業=かっこ悪い」という風潮が広がっていくことは

もちろん好ましいのですが、その一方では

個人としての仕事に対する要領の良さであったり、仕事を組み立てていく力の差が露骨にでるようになると思います。

 

先に登場した居酒屋のバイヤーの話では

「以前は電話中心で仕事をしていたが、メール中心に変えた。電話をするのは急ぎの要件のみ。担当に電話を取り次いでもらうまでの保留の数十秒ももったいなく感じる」

とのこと。

 

電話の間に冗談を言ったり無駄話が日常であった印象がありますが

いい傾向に変わっていってるように感じます。

 

働き方改革を行い、会社でダラダラ過ごす時間→会社の外で過ごす時間が

増えれば、本を買ったり、映画を見たり、事務に行ったり、外食をしたり

お金が循環し、長い目で見れば自分たちの暮らしを豊かにすることに繋がります。

 

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かつて、10数年前に今はバラエティタレントの元サッカー選手の前園さんが

「いじめかっこわるい」というはやりの言葉を残しましたが

いつの日か「残業かっこ悪い」とみんなが胸を張って言える日が来るのを期待しています。