夏の出会いを求めて相席屋に行った話
「相席屋」という名前、現代を生きる若者であれば一度は耳にしたことがあるでしょう。
改めてホームページを見ると、もう既に70店舗以上の店舗があるということ。
夜な夜な全国のお店で新たな男女の出会いが生まれるていると思うと非常にうらやましい気持ちでいっぱいになります。
以前一度だけ、新たなる出会いに胸をワクワクさせお店へ足を運んだことがあります。
足を運んだのは出会いを求める社会人の聖地である「銀座コリドー店」
会社の同僚兼友人と2人ペアで臨みます(2人も30代前半)
【入店】
金曜日の夜だったのでとても長い行列を想像していたのですが
比較的早い時間帯であったこともあり、すんなりと入店できました。
入店すると店員さんから料金の説明と、アプリをダウンロードするように促されます。
事前情報を入れずに行ったので知らなかったのですが、このアプリを入れておくことで事前に空席情報、店内の男女比率を知ることができたり、ポイントを貯めて割引を受けれたり、メッセージの交換までができるようです。
知らないと損!「相席屋アプリ」の使い方 | danshikou
この方のブログで詳しく解説してあります。
【女性と対面】
店員にエスコートをされ、奥のテーブルへと向かいます。
いよいよ運命の女性との対面。
下をうつむき、スマホをポチポチ。
僕たち「こんにちは~」
女性「こんにちは~」
スマホポチポチをやめません。
女性2人組は見た目20代後半くらいでしょうか。
レベルは中の下というところといったところ。
僕たち「お二人はどういった関係の友人なんですか?」
女性「うーん、たまたま知り合った」
人生の出会いは偶然に満ちているということを、かつての偉人たちは僕たちに教えてくれましたが、
まさか相席屋にきて、そんなコメントがきけるとは思いもしませんでした。
そのあとも、「今日はいい天気ですね」ばりの会話を繰り出す僕たち。
そして確信のないあいまいな回答を繰り出す彼女たち。
サッカー試合で例えるならば開始10分で3点取られてしまったというところでしょうか。
かつての安西先生はこのように僕たちに教えてくれましたが、
この緊張した空気を切り崩すことは僕たちには今のレベルだとできないと判断し、
退店を決意。
最低料金の30分の料金を支払いそそくさと店を後にします。
お店の名誉のために言いますが、悪いのはすべて僕たちです。
周りのテーブルを見渡すと銀座の名に相応しいイケメンサラリーマン、美女OLたちが
深い夜への期待を胸にテーブルをお花畑に変えようとしています。
このあと
僕と友人の二人は今回の情けない結果を「場所が悪い」と結論付け、
別店舗でリベンジしようと心に誓いました。