何気ない言葉が心に残るということ
「あのときあの人のあの一言がなかったら今の自分はなかった・・・。」
なんて劇的な人生は送っていません。
今も平均的な会社員として平和な毎日を過ごしています。
ただ、最近考えるのは何気なく与えられその一言がその当人にとってはその先を生きるエネルギーを与えてくれるのだと。
先日とある飲み会で、前に座っていた年長者(50歳前後)に言われた一言。
「君は仕事ができるだろ?」
「自身がある顔つきをしている」
お酒の席ですし、その人が本心でその言葉を発したかどうかは分かりません。
ただ、自分自身の顔つきを人から褒めてもらうなんて経験はこれまであった記憶がなく
何気ないその一言がとても自身になりました。
あと今でも言われてうれしい言葉として記憶しているのは高校生のころ小さなスーパーでアルバイトをしていた時に、社員のおじさんから言われた言葉。
レジに立っていた僕はお客さんもいなく暇をしていました。
ただ立っているのも罪悪感があるためレジの脇にある特売品の賞味期限間近の缶ジュースに汚れていることに気が付き、タオルを持ってきて拭いていました。
すると、近くによってきた社員が僕にこう言いました。
「よく気が付いたね。そういう行動ができれば将来どんなことでも食べていけるよ」
ほんとなにげない一言です。
でも10数年たった今でもこの言葉は宝として心の中にしまってあります。
人の人生を劇的に変えることはできないかもしれない。
でも、その人のエネルギーになる一言を僕たちは与えることができます。
逆に、ここには書きませんが、仲間や家族から言われた何気ない一言がトラウマのように心に引っかかっている現実もあります。
言葉を人に投げかけるということはそれだけ責任を伴うことです。
それを意識し、言葉を発していきたいと思います。