社畜アプリというものが存在するらしい
まったく知らなかったのであるが、先日ツイッターを眺めていたら誰かがいツイートしている中で、「社畜アプリ」なるものが存在するらしい。
営業マンの業務中の歩数の管理から、部内での「歩数ランキング」まで出るらしい。
一見すると、営業マンのさぼりを監視するツールのように見えるが、プロモーションビデオ的なものを見てみると、ポジティブな使い方としては結果を出せない営業マンに対し、「なんで結果がだせないんだ!」と怒るのではなく、歩いた歩数を見て、「こんなに歩いて営業をして努力しているんだね」と過程を評価するために使用するらしい。
が、そんな単純な評価をする上司がいたらぜひ顔を見てみたい。
歩くことが評価されるのであれば、いくらでも歩く。
褒められるし、給料は上がるし、ダイエットもできるといいことだらけである。
そんな不平等な評価をする会社は、そう寿命が長くはないであろう。
なんて偉そうなことを言っているが、
今でこそまじめな社畜として働いているが、前職の小さな広告代理店で営業職をしているときを振り返ると「ザ・サボリーマン」であった。
午前中のルーティンワークが終わると、新規営業に行ってくると言い残し、向かう先は
喫茶店、もっとひどくなるとパチンコ屋であった。
今、思い起こすと喫茶店はともかく、パチンコ屋に行くことはいくらなんでも頭がおかしいと反省する。
ある時は、パチンコを打ちながらケータイ電話をポチポチといじっていると、仕入先からの電話。誤って通話ボタンを押してしまい、すさまじい雑音が電話ごしに聞こえたであろう。慌ててケータイを切り、パチンコ屋の外に出てかけなおすと内容は印刷会社へのデータ入稿の催促の電話であった。声には出さないが、向こうの口調はあきらかに呆れた声であった。
書いていて恥ずかしい・・・
というわけでそんな社畜アプリなんてものをわざわざ使用してまで社員を監視する必要があるかと、この記事を見て思ったが、かつての自分にこそ必要なものであったと認識をした。
まあ、そもそも論として、社員をそのようにして監視しなければ成り立たないような会社自体は先がないように思う。
内的なモチベーションがなければ、外的なモチベーションだけではきっと長続きしないであろう。
首輪をつながれた犬のようである。
せめて、人間らしく生きていきたいと願う今日このごろである。