「月曜日の友達」という漫画を読んだ
先日、VOICYの中でイケハヤさんがお勧めしていたのが「月曜日の友達」という漫画である。
まばゆい中学生ガールミーツボーイ物語!
みんなが少しずつ大人びてくる中学1年生。
そんな中であどけなさが抜けない女子・水谷茜。
水谷はひょんなことから「俺は超能力が使える!」と
突拍子もないことを言う同級生の男子・月野透と
校庭で会う約束をする。決まって月曜日の夜に。大人と子供のはざまのひとときの輝きを描く、
まばゆく、胸がしめつけられるガールミーツボーイ物語。
イケハヤさん曰く「ストーリーがいいとかそういうのではない。なんとなくいいんですよね」と語っていた。
正直ストーリーはあってないような感じである。しかし 読み終えた感想はまさになんとなく良い。とても良い。
大人になった今となっては傷つくことやうれしいと感じることが少なくなった気がする。
「月曜日の友達」はそんな鈍感になった大人にに対し、傷付いていた中学生の自分と久しぶりに出会うことができた作品である。
中学生というのは敏感な時期である。友人と自分を比べ、家族と自分を比べ、自分という存在に自信が持てない。そんな日々を肯定してくれるのがこの作品である。子どもから大人へ変わっていく微妙な心の変化を、ここまで繊細に表現できるのはすばらしい。
作品の長さもコミック2巻とコンパクトにまとめられており、非常に手に取りやすい。
深みのある作品であるので非常におすすめです。