【DVD】「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」 は 心がホカホカになる映画でした。
原作はYahoo知恵袋の投稿から生まれたコミックエッセイを原作化とありますが、この悩みを投稿した質問者さんはコミック化し、映画化までし多くのお金がこの世の中に流れたと思いますが、その恩恵を少しは得ることができたのでしょうか?
それとも、投稿者がその権利を主張したときには「著作権はYahooに帰属します!」の一言で片づけられてしまったりしたのでしょうか?
まぁ、そんなことどちらでも僕には関係ないのですが、期待以上におもしろかったですね。
毎日死んだふりをする奥さんとそれに毎日驚く旦那。
そんな楽しい毎日を過ごす中で、悲劇が二人に襲う。
実は、妻は余命3カ月。つまりは、死ぬための予行演習を毎日していたのであった。
なんていう悲しいストーリーを想像していたのですが、まったくそんな話ではありませんでした。
とてもハッピーエンドで最初から最後まで話は進みますので見終わったあとは、ハートウォーミングになりますので一切暗い気持ちにはなりません。
あと、よかった点はこの夫婦が年の差カップルという点です。
安田顕演じる旦那さんは、39歳に対し、榮倉奈々演じる奥さんは設定こそ分かりませんが30手前でしょう。
30代中盤に差しかかり、未婚である独身男性からすると非常に勇気をもらえる設定になっています。
おじさんでもこんな若い娘をしとめるチャンスがあるんだと。
ネタばれになりますが、二人の出会いのきっかけも素敵です。
旦那がもう少し若かりしころ、静岡への出張先での出来事。
バス停で、扉が閉まり出発するバスになんとか乗ろうとしキャリーバックを片手に全力疾走する旦那。寿司屋の店の前で開店の準備をする寿司屋の娘と遭遇します。
息を切らす旦那。
それを見て、「あと1時間はバス来ないですよ」とほほ笑む奥さん。
二人でゲラゲラ笑いあうシーン。
なんて素敵なんでしょうか。
日常の中にある出会い。どこに出会いのチャンスがあるか分かりません!と自分を励ましてくれるような気がします。ありがとうございます。
こんな出会い映画だからあるんでしょ?という方もいるかと思いますが、
忘れてはいけません。実話を元にしたコミックエッセイが原作なのですから。
まぁ、そんな温い映画は見たくないという人を除けば、まぁまぁ楽しめると思います。