セブンイレブンのおにぎりを食べて改めて商品開発の努力を意識した話
コンビニで昼食のおにぎりを選ぶ際にも意図的に新商品を選ぶようにしています。
先日、立ち寄ったセブンイレブンで購入したのがこの3種類です。
セブンイレブンの商品、開発力ってすごいですよね。
この、「藻塩焼き」なんてすごいですね。
一般的なおにぎりであれば「真鯛の焼きほぐし」で満足してしますところでしょうが
この「塩にこだわっています!」ていう響きが購買意欲を2倍にします。
青唐味噌おにぎりも、まず見た目がすばらしい。
「五穀米」「味噌」「紫蘇」「のり」その素晴らしいコラボを全面に押し出すビジュアル感!
そもそも、みそおにぎりって、家でおかずがないときに仕方なく味噌を塗って食べるというイメージでしたが・・・・
これも、藻塩焼きと同じく「青唐」の響きが購買意欲を2倍にさせますね。
さて、このおにぎりがコンビニの店頭で陽の目を浴びるのはせいぜい1か月程度でしょう。
僕自身も食品業界にいて、あるコンビニと関係のある仕事に関わっていることもあり、コンビニの総菜ラインナップの入れ替わりは日々実感するところであります。
この1か月間の晴れ舞台のために、多くの人がたくさんの時間、開発に携わります。
開発の人たちは、発売の何か月も前から毎週毎週会議を重ねて、商品の試作を行い、少しでも消費者の満足の行く商品を届けようと努力しています。
食材を提供する、メーカーや商社も、材料がなく商品が作れないなんてことを起こさないように過去の販売データーから予測を立てて、食材を製造準備します。
他にも、食中毒がでないために菌数を抑えるために、食品検査に出し、菌数が高い時には薬品会社に相談をしたりと、
一つのおにぎりが世の中にでるために、多くの人が関わっています。
昔、コンビニの商品開発の人たちと5人くらいと一緒に築地市場を回ったことがあります。
築地の食堂でランチをしましたが、彼らは全員意図的に違ったものを頼むのです。
そして、一口づつ交換をし、
「この煮つけの味がおいしい」
など食事をしているときでさえも自分たちが食べているものを仕事に活かそうとしていました。
コンビニのお弁当といえば、有名店とのコラボで商品を開発することも王道です。
コンビニの担当者は休みの日でも、ランチでもネットで話題になっている店を見つけてはお店に足を運び自ら食事をとり、一緒に商品開発ができるお店を探していると言っていました。
たかが、コンビニのおにぎりなんて消費者からすれば2~3分で済んでしまう気軽な食事の一つでしかありません。
その、2~3分の時間を素敵なものにしている影の努力があることを、セブンイレブンのおいしいおにぎりを食べて改めて意識をした一日でした。