レシートの買取をしてくれるアプリができたらしい
今日、ネットサーフィンをしていたらこんな記事を発見した。
レシート1枚、10円で買うアプリ、 天才高校生プログラマーが小売市場に挑む
スマートフォンのカメラ機能を使ってレシートを作成すれば、すぐにアプリ内のウォレットに10円が振り込まれ、振り込まれた金額が手数料(200円)以上になれば、国内のほぼすべての金融機関で引き出しができるそうだ。
レシート買取アプリ「ONE」
今まで受け取ると同時にクシャと手で丸めごみ箱に捨てていたものがお金に変わるとは驚いた。しかも10円というのが非常にアピールポイントになる。
1日の買取のレシートの上限は10枚だそうだ。つまり、10円×10枚×30日
なんと30日間で最大3,000円もの金額が手に入る計算だ。
僕たちから非常によい小遣い稼ぎになりそう。
しかし、一方で本当にこのアプリが今後も成り立つのか少し疑問に思った。
僕個人の疑問で的外れな意見もあると思うが以下の点が気になる。
①買取金額が非常に高額
ユーザーからすれば非常に高額な報酬は喜ばしい話であるが、最終的にこの金額を負担するのは、データを購入するメーカーや小売店などである。
データとして使用するためにはおる程度のサンプル母体が必要であると思うが、この金額設定であると、非常に高額なマーケティングデータになってしまうのではないか?
②正確なデータを採れるのか疑問
登録時の本人確認として、運転免許証や健康保険証といった公的な書類のアップロードが必須であるという。
また、コンビニのレジ横のレシートの廃棄ボックスからレシートを取り入力するなどの考えられる不正に対しては連続した購入時間のものは無効等対策がされているという。
しかし、それだけではその本人が購入してという確信を得るのには少し足りない気がする。例えば、異性の友人であったり、年代の異なる、親兄弟などからレシートを譲り受け入力をした場合、非常に不正確なデータとなってしまう。
それであればコンビニ等でレジにカメラを設置し、顔認証等で年齢別のデータを採るのは今のテクノロジーなら可能ではないか。
(すでに店員がレジ入力前に性別、年齢を入力しマーケティングデータに活用しているとは思うがこれもアルバイト店員のまじめ差に依存するので不正確だろう)
このデータを購入する企業がどの程度いるのか、非常に興味深い。
このアプリの開発会社のCEOの山内さんはまだ高校3年生であるというのだから驚きだ。
「身近にあるもので、みんながいらいと思っているが、実は価値があるものってなんだろう」と考え着目したのが「レシート」だという。
この、価値のないものを価値のあるものに変えるというのは非常に面白い思考だ。
「ちょっとお金がないときに、稼げる仕組みを作っていきたい」という考え方は自社と顧客という枠を超え、みんなが自由に稼げる社会を見据えているのも興味深い。
自分もこのアプリをさっそく使用させてもらおうと考えたが、残念ながらAndoroid用は開発されていないらしい。
このアプリが世の中にはばたくことを楽しみにしている。