日々のあれこれ

雑記ブログです。30代独身サラリーマンが見たり、考えたり、経験したことなどあれこれ書いていきたいと考えています。

友人の結婚式に思うこと

 昨日、大学時代の友人の結婚式があった。

大学のサークル時代の友人で、昨年も一緒に海外へ旅行へ行ったし、数少ない2人で飲みに行って楽しめる友人である。

 正直、結婚式に行くこと自体はいつも面倒くさく、あまり幸せな気分にはならないのだが、今回の結婚式については、今まで出席した結婚式の中で最も心が晴れやかになった。

 友人である僕からして彼はお世辞にもかっこいい部類とは言えない。10段階でランク付けすると2か3くらいであろう。そして、彼から見て僕も、「顔の良くない」部類として仲間意識を感じていたようである。

 彼と飲むと「おれらはモテないからなぁ」というのをよく耳にした。「だよな」と言いながら内心では「小学校のころは好きになったことある人ランキングでクラス2位にもなったことがあるし、高校では学年5本の指に入る女の子から突然廊下で声をかけられ付き合うことになったり・・・」自分を少し高い位置から見ていた。

大学を卒業してからは当時ブームだった、街コンにもよく足を運んだ。モテない僕らは

 もちろん女の子からは相手にされず、たまに相手をされ、なんとか連絡先を聞き出し「今度飲みにいきましょう」という言葉を真に受け、2人で帰りの電車で2人で飲み会の日にちの候補日を賢明に話あいをしていたのがなつかしい(もちろん、誘いのメールに対し、具体的な日程が返ってくることはなかった)

 僕は友達が少ないほうだと思う。飲み会に行ったりするのもあまり好きではない。

彼はいつも仲間を集めてくれて、飲み会を開催してくれた。決して、いい男ではないし社交性が高いわけではないし、自分勝手なところもあるし、決してすぐれた人間ではない。そんな彼は、友人や後輩、先輩をとても大切にしていた。その態度は彼を孤独にはさせないのである。そして彼がうらやましかった。

 

 今回の結婚式も、そんな彼の人柄が存分に発揮された結婚式であった。とても笑顔が多かった空間であった。

 友人たちが家庭を築き、家族中心の生活に移っていく。周りを見渡せばシングルでいる友人も数えるほどになってしまった。

 うれしさと少しの寂しさを感じる結婚式の感想である。